自作*アナライズ

作曲した内容の公開と分析です。参考となる部分があったら嬉しいです!

Spiral/ライフワークとなる〈04〉

ここで自作「Spiral」の簡単説明を。

FLAT122の中心を成す作品です。作曲したのは26歳の秋頃です。幾重にも渡る改良で完成されました。収録されているアルバムは1stアルバムである「THE WAVES」で一海外評価はそれなりにいただいております。何かこのアルバムAmazonで確認すると在庫の関係かえらいプレミアムが付いていておりますね。僕も手元に2、3枚しかないのですが、物販していた時代が懐かしいです。

「特価販売したこともありますのに、何だかなぁ。」

このページで叩き台にあげているのは、先に稼働する可能性のあるバンドを想定しているからです。

 

" Spiral"の分析も4回目となります。そこそこ掘り下げたテーマを離れブリッジから展開部へと分析を進めて行きます。

尚、この自作*アナライズは軽く読み飛ばしていただいて、引っかかったポイントだけを抽出して楽しんでいただくのがよろしいかと思います。

いずれ、音源をリンクしてアナライズした内容に興味を持っていただくよう工夫してまいりたいと思います。

現在行っている作業は2台鍵盤+打楽器のための編曲となります。

この2台鍵盤は1台はピアノですが、もう1台を同じくピアノとするかEPやオルガンとするかは暫定的なものです。アレンジにおいてはEPを想定しておりますが、これはスタジオで合わせていく中で決定していきたいと思います。

完成形は最終的に更にゲスト的に入る管楽器かギターがリードとして入ったところになります。

本日の時点で、アレンジは中間パートとして挿入されたミニマルミュージックを終えたところです。この後、展開部2とブリッジを挟んでテーマBにDSしてエンディングに持って行くことになります。

さてテーマA/Bが終わって、新しい展開部へ持って行くためのブリッジとなります。

このブリッジはDdimスケールを使用しています。これ一発ですね。

伴奏形がD-ドリアン的に、D/G/Cという4度和音を弾いているので、一瞬普通にD-ドリアンかと錯覚しますが、違います。先ほど譜面を確認したところ案の定、表記も間違っておりました。本サイトの分析結果が出ましたね。こうして記録してチェックしていかないと、本当に間違いが散らかっております。ピアノ(1)が弾くリフにはE♭、F#という強い音が入り込んでいます。E♭だけであるならD-フリジアンということになりますし、実際響きとしてはフリジアンの響きが在ることは確かです。しかしF#というとても強い音があることで、これが「ディミニッシュド・スケール」であることが分かります。このスケールは以前から使用頻度が高いです。

ディミニッシュコードは3種しかないので、このスケールもまた3種しかない。

面倒なことの苦手な僕には打ってつけのコード・スケールです。しかもテンション感が大きく、作品に対する貢献度も高いスキルだと思います。

〈EPの2小節目にB♭が入っている、、これ何だろう。分析してみます。〉

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こんな感じです。キャプチャーの都合で分かり難いのですが、上2段がピアノで、下2段がEPとなります。

そして下図がその次に来るパート、展開部です。ここから得意技のゴチャゴチャと酒池肉林のめくるめく複雑な構成が訪れます。トーナリティをDとハッキリさせた感じで明るく少しはじけたイメージの素早いテンポの3拍子です。D-Amという単純なコード進行です。がその後に来るソロパートが7/4(8+6/♪)で若干トリッキーなイメージとなります。この単純な3拍子とトリッキーソロの組み合わせを2回リピートしてこの展開部を終えます。因にこのソロパートでは先に出現したD-ディミニュッシュドスケールから、1度下げたC-ディミニュッシュドスケールを使用しています。このルートをCに移行させるためにその直前の小節ではGのクロマティックの駆け上がりを入れて、音楽が自然な形となるように考えております。

〈シンプルな3拍子、4/6となっているが3/4が音楽的には正しい。〉

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〈7/4のソロパート、ソロは奏者に任せる予定。〉

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下段EPの右手は後半からリフが入って来ます。リードでソロ演奏する奏者はこのハーモニー、スケール感をより押出していただきたいと思います。演奏力のある方ほど楽しめるでしょう。今のところ候補は二人おります。もしこの記事をご覧になると「あっ、自分のこと?」って気付くはずです。そうです、その通りに違いないです!

 

この後、本作品で最も特長的なパートである中間部ミニマルミュージックに導入させるためのブリッジが設定されていますが、それはまた次回と致します。