自作*アナライズ

作曲した内容の公開と分析です。参考となる部分があったら嬉しいです!

ドラムアプローチ、その奥深さを教えられる。

ライブ収録を繰り返し聴き、確認し、先に活かして行くことは大切です。

必須事項と言っても過言ではないでしょう。

僕は4月28日ライブ、これは吉祥寺のシルバーエレファントというところでしたが、CDRに収録していただきました。

これが1TRにまとめられていたので、自宅で聴きながらDAWにて切り分けし、自分の聞きたくもないMC等の必要のない曲間は躊躇なく削除した上で、トラック分けしました。6曲分です。6曲目はアンコールで、これは未完成のものなのでまな板の上にはまだ載ってないのですが。

まず、こりゃ修正した方が良いという箇所、もっとアレンジしましょう!という箇所を整理しつつ、確認を進めましたが、難しいのはこのピアノトリオの場合、アレンジを深化させたから、それでは音楽も深まるのか?と言うと必ずしもそうではないということです。これはコードを単純化して自由度を上げて、メンバーに丸投げしたからこそテンションを生む、二度と起こりえない音の融合が表出しているわけです。

これをもう一度やると、また新しいことが構築されると思うのですが、そこには出来不出来というレベルの断層が生まれる。アレンジをつめると一定以上の無難な内容となる。しかし、おそらくはそれをやり過ぎると音楽が表層的となり早晩音楽ファンから三行半を突きつけられるでしょう。つまりライブ数が必要なのです。ライブとリハーサルによって、ある一定線を超えて行くものだと思います。

無論、客に媚を売っているわけではないです。が、危険なのは自分も同様にそのマンネリに飽きてしまい熱を失うということです。

よって、この精査と修正ポイントは最低限とし、そしてやる限りは徹底的に掘り下げるということになると思います。

そしてその内容も、メンバーが納得するものでなければ意味がありません。

リーダーである僕の独りよがり、自分だけが別世界に行ってしまうのはこれまでの悪癖でしたが、このピアノトリオに、それは全体許されない所行でございます。

別な言い方をすれば、今回のライブはそれだけ出来上がっていたということも言えるわけです。演奏としては馴れていないところがあり、リハーサルも後1、2回行ったらさぞや!!と言う惜しいところも散見されますが、内容としては十分だったと思います。

特に僕が気に入ったのはテンポを落とした叙情的な作品でのドラム・佐山さんの演奏です。その発想、豊かな音楽性、こちらの旋律、ハーモニーの変化に対応する、その角度の付け方。これは、少し失礼な物言いになるかも知れないけれど、これまでご一緒したドラマーさん達の誰からも聴いたことがない。

キザミを突然やめて、拍の途中から急速なダイナミクスでフィルを入れる、また頭でアクセントを同時に合わせるところをピアノとベースに任せて、その後に来る音楽的な緊張が高まるところでアクセントを入れて来る等、驚くべきアプローチでした。

何度も聴くと、その演奏が如何に僕の音楽に寄り添ったものであるか、作曲者である自分には痛いほどよく分かります。

このバンドでもまた僕は愛想をつかされて、独りっきりになるかも知れません。

しかし、遠い未来、ヨレヨレの年寄りになった僕はこの170428ライブを彼のドラムで敢行したことを良き音楽の過去として折に触れて思い起こすことでしょう。