自作*アナライズ

作曲した内容の公開と分析です。参考となる部分があったら嬉しいです!

バンドを想定しない考え方

約15年、殆ど同じ流れで音楽をやって来た。

つまり、まずバンドが在って音楽を作り始めるという。

自分の音楽を捻り出す前に既に、目の前にバンドが中心に居座っている感じ。

バンドが自分の音楽形態と信じ切ってやって来たのである。

まあ、そういう人は多いだろう。

ここ数年間、バンドの様々な点において疑問を感じ、また深く悩み蛇行を繰り返して来たが、ひとつの結論として、自分の置かれるべき環境が異なっているのではないか?ということ。それは言い方を変えれば、自分の環境形成があまりに下手というのか、気が利いていないというのか、そういうことだと思う。

それが、精神的な歪みをもたらし、現在の状況となってしまった。

先ほど、試しに 自作を拾い上げて、ピアノひとつでバンドを想定せず、弾いてみた。漠然と弾いたのではない。きっちりと音楽として成立し、尚かつ自分が楽しく聴けるようにもう一人の自分が聴き手として目の前に座っているイメージでアプローチした。

目がウロコだった。

まず、テンポが全く違う。これまでのテンポよりずっと遅いのにテンポ感とグルーヴ感を持っている。メトロノームで言えば「20」も違う。しかしそれで、スピードを失っているのだろうか?そんなことはないと思う。

もしかして、ドラムのSさんが感じられているのはこういうこと?と少し思う。

こう言う感じ、ああいう感じと漠然とした言い方で伝えて来るのは、こういう類いのことだ。こう言う類いの事は言葉で表すのは難しい。誤解されるのがオチというものだ。

これは、この作品を作曲した当時のコンセプトをもっと発展させたものだが、音楽のタイプとしては、ゴリゴリと人を押し倒すタイプの昨今の演奏とは全く異なる。

飄々として、軽く、軽快で、皮肉が利いている。

そう、当時の特長であるパロディ的であること、後ろからそっと忍び寄って背中をコチョコチョとくすぐるような。

異色のテクノであり、あぁ、、これが自分だったのか?

と、驚き、深い悩みが一瞬、霧散した実感があった。

しかし、分からない。今夜、帰ったらもう一度トライしてみよう!

〈帰宅した!〉

トライした。少し印象が変ったが、大体は同じだ。やはり軽快でリズムマシンが合いそうなイメージだ。実際、これを作曲した当時はライブであってもリズムマシンを使用していたのだ。わざとというより上手いドラマーさんが当時周囲に居なかったから。今はSさんが居るから、ここは少し違うところか。